性能評価やフラット35など、温熱にかかわる事項で
外皮計算を提出した際によくある質疑の一つ。
「方位について、真北からの建物との角度を記載してください。」
というのがあります。
真北から?どこの建物との角度?どんなふうに表示すればいいの?
と一瞬お悩んでしまいますが、答えはCADと真北がわかれば簡単です。
外皮計算で真北からの建物の角度を出す方法。
まず最初に理解しておくのは、東西南北と北東、南東、南西、北西に分けます。
それぞれの方位を8つに分けると、全て45°になります。
その45°の方位を軸にして、22.5°ずつ広がった範囲を各方角のエリアとして考えます。
なので上記の図のように、色分けしたエリアが各方位のエリアとなります。
建物のラインがそのエリアの中にあれば、その方角で外皮計算を行います。
方位の決め方 例
上の図の場合で角度を決めてみます。まずは縦横のラインを方位に合わせてみると
真北から15.47°がわかりました。
それを先ほどの方位を当てはめてみます。
これでわかるように、「真北からの建物との角度は15.47°」で
計算する方角は「東西南北」で計算する。
ということがわかりました。
あとは図面に右の方位と建物との角度を記載すれば大丈夫です。